2013年03月11日
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12月に契約した土地の融資実行がいよいよあと数日に迫りました。そこに外人アパートとマイホームを建てることとしています。
当初3か所の金融機関に融資のお願いをしていましたが、1か所については頭金が無いと融資できないと断られ、残り2か所の銀行と交渉を行っていました。最終的にはどちらも金利面で同じ条件でしたが、融資残高のバランスを考えて、融資残高の低い銀行に決めました。1%台を目標にしていましたが届きませんでした。それでも、前回よりまた少しだけ金利が低くなりましたので「良」としたいと思います。
土地の一部が農地となっており農地転用許可も下りました。あとは、何事もなく融資実行を待つのみとなりました。この間「中間省略登記」といった売主からの契約でしたので、当初は、何か騙されているのではないかと思い、司法書士さんを契約に立ち会ってもらいましたが、何事もなく今日まで至りました(売主さん、仲介の不動産屋さんごめんなさい)。また、融資を持ち込むための資料作りはいつもお世話になっている設計事務所にお願いしました。設計は引き続きその設計事務所へお願いする予定でした。
しかし、自分自身にとって大事業です。失敗は許されません。そこで、設計に入る前に「設計方針」の作成を依頼しました。ただ図面を引いて何となくこれでいいといったアパートにしたくありませんでした。根拠に基づくプランの提案をお願いしました。私の方も要望書(検討事項)を作成し、それに回答する形で設計方針を作成するようお願いしました。
ところが、出てきた設計方針というのが、何の中身もない体裁だけ整えただけのものでした。嘘でもいいから、マトリックスで比較検討資料を作ってほしかったのですが、それ以前の話です。しかも、期限を1か月近く超過した上にこの内容です。唖然としました。その上、設計費はべらぼうに高い金額を入れてきました。
「こちらの、要望・検討事項に対しての回答が何もないじゃないですか(怒)」
「事業が成功するか、失敗するかは設計に占めるウェートが一番大きんですよ(怒)」
「根拠に基づく内容になっていないじゃないですか(怒)」
「こちらは、破産覚悟で真剣勝負しているんですよ(怒)」
いつもお世話になっている設計事務所ですので怒鳴りちらすことはしませんでしたが、
ただ黙っているだけで、
「これから設計しながら、細かいことを検討します」との返事。
一番大事なことが何なのか理解していないようです。
それで「はい、そうですか」という訳にはいきません。
「方針を固めてから設計に移りましょう」と押し返しました。
家に帰り頭を冷やしてから、はたしてこの大事業をそのまま進めていいものだろうか!?出てきた方針がまた頓珍漢な内容になるのは、ある程度想定できました。何の変哲もないただの箱になった場合、競争の厳しい世界です。しかもアパートは更に厳しい環境ですので他に負けてしまいます。妥協はできません。
そこで考えたのが、設計プロポです。公共では良くやりますが、個人でやる人はほとんどいないと思います。金持ちの邸宅の場合は設計コンペをやるようですが、一アパートで設計コンペだと誰も参加しません。プロポだと提案に手間をかけずにできます。
「よし、プロポのような方法でいこう!」
設計事務所の所長には、その不安な思いを伝えました。「普天間さんのお考え良く理解できます」と言っていただきました。頭が下がります。当然その設計事務所にも参加をお願いしました。
つづく
Posted by 普天間320 at 23:25│Comments(0)