2011年04月27日

購入物件所有権移転までのいきさつ(その5)


外人アパートということ、オーバーローンを組むこと、金融庁の監査が入ったこともあり銀行からのOKが出るまで1ヶ月以上かかりました。

結果は20年ローンで、融資金額も100%で満足行く結果でしたが、金利がお願いしていたよりも大分大きかったのでショックでした。外人アパート、オーバーローンと不利な材料でしたので納得せざるを得ませんでした。後は融資実行待つのみです。

融資実行3日前にやっとアパート家賃内訳を教えてもらいました。不動産屋さんへあれだけ「不安要素はありませんよね」と念押しして、「大丈夫です」との言葉を信じて進めていましたが、みごと裏切られました。このままでは融資実行する訳にはいきません。翌日不動産屋さんとそのことで打ち合わせを行うことになりました。

不動産や曰く、何度も家賃内訳出してくれるようお願いしていたそうですが、家賃内訳、契約書は管理会社で保管しており、手元に無いため時間がかかるとか、携帯を取らなかったりで、のらりくらいかわされていたそうです。不動産屋さんも、まさか家賃(2部屋)がそんなに安いとは思いも寄らなかったとのことでした。これって、宅建業法違反に当たらないでしょうか?重要事項説明違反?・・・
もっとしっかりした不動産屋さんだと思っていましたが、裏切られた思いでした。人間は良いんですが・・・これだけでは勤まりません。

不動産屋さんへ「そのままでは融資実行手続きには望めませんよね(-_-;)こうなったからには、融資実行日を延ばすしかありませんね。そうなると銀行にご迷惑をお掛けすることになります。信用問題に関わりますのでそれだけは避けたいと思っています。その代わり担保をとって後で話し合いということでどうでしょうか?」と解決策を提案しました。
不動産屋さんが「100万円位でどうでしょうか?」との提案でしたが、
「とんでもない!その倍は必要かと思っていますが・・・少なくとも1年分の家賃差額保証は行って欲しい」と押し返しました。
「分かりました、早速売り主と相談してみます」ということになりました。

その日の夕方に不動産屋さんから電話があり、「売り主が了解しました。融資実行日以降に話し合いを持ちましょう」とのことで、ひとまずは融資実行日延期は回避されました。

融資実行当日、銀行には30分前に着き車の中で時間を潰していたところ、不動産屋さんから電話があり「銀行到着時間が遅れそうです。司法書士の先生も一緒です。銀行の担当者に伝えて頂けますか?」とのことでした。内心、こんな大事な日に遅れるとはに事だ!とムカッときましたが、嫌な予感がしました。

銀行にはその旨伝え、一人で待っていたら支店長が挨拶に来られ、いろいろお話しをお伺いすることが出来ました。
「今回の融資に当たっては、外人アパートということで我々も慎重にならざるを得ませんでした。しかし、普天間さんの今後の見通し、リスクも承知の上で最悪の場合の返済方法、また将来計画も立てられているようですので、大丈夫と判断しました」、「良い物権ですね!」とお褒めの言葉も頂きました。

30分遅れで司法書士と不動産屋さんが入ってきました。さー融資実行です。と思いきや、、、!?遅れた理由が、土地の一部に農地があるため農業委員会で農地転用許可?を取る必要があり、その了解をもらいに行ってきたとのことです。本来、農地のままでは所有権移転が出来ませんので、事前に農業委員会で転用許可手続きを行い、その後宅地に地目変更しておくべきだったところ、それが出来ていなかったようです。なんとも情けないことです。司法書士といい・・

結局は、銀行の計らいで登記所の受付済みの書類を仮提出してもらい、融資実行の手続きをそのまま進めてもらうことで了解して頂きました。登記所にも地目変更と所有権移転を同時に進められるようお願いして了解を取って頂きました。

つづく



Posted by 普天間320 at 23:08│Comments(0)
 
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